「外遊び」が特別な支援になることを、30回かけて伝えたかった
「外遊びって、ただ体を動かすだけじゃないの?」
「発達支援になるって、どういうこと?」
そんな疑問に、
ひとつひとつ丁寧に答えてきたのが、この“外遊び×発達支援”シリーズでした。
そして気づけば、ここまで30本。
この記事では、シリーズの最終回として、「なぜ外遊びが発達支援になるのか?」その総まとめと、今後へのヒントをお届けします。
なぜ“外遊び”が発達支援になるのか?
- 五感が自然に刺激される → 感覚統合・感覚調整の練習に
- 体を動かす中で、空間・重力・バランスを体験できる → 姿勢・運動の土台に
- 人・もの・環境との関わりが自由に生まれる → 社会性・自己表現のスタートに
「楽しい」×「安心」×「自由」の中でこそ、子どもは自分の力を発揮し、育てていけるのです。
このシリーズで扱った30のテーマ(抜粋)
- 「言葉が遅い子」への関わり方
- 「手をつながない子」との信頼づくり
- 「気持ちの切り替えが苦手な子」の支援方法
- 「音に敏感な子」が安心できる環境づくり
- 「集団が苦手な子」と“関わりの芽”を育てる工夫
…など、すべて「子どもを見る目」を深めるヒントになったはずです。
どの子にも、“その子らしい育ち方”がある。
その手助けを、外遊びを通じてできることがある。
作業療法士パパとして伝えたいこと|「遊び」は“生きる力”を育てる土台になる
子どもにとって、遊びは「余暇」ではなく「仕事」そのもの。
遊びの中で、
- 自分の身体を知り、
- 感情を表現し、
- 他者と関わり、
- 世界と出会っていく
遊びは、“子どもが人生を練習する場”です。
発達支援は、特別な訓練だけではなく、
「その子がその子らしく育つことを、邪魔しない環境をつくること」だと私は思っています。
おわりに|これからも、子どもたちの「ちょっとやってみよう」に寄り添いたい
この30本のシリーズが、
- どこかのご家庭の「あ、これならできそう」に
- 保育・療育の現場の「子どもを見る視点」のヒントに
- 子どもたちの「自分でやってみたい!」の一歩の後押しに
つながっていたら、何より嬉しく思います。
「遊び」は、発達支援のはじまりであり、最良のかたち。
これからも、子どもたちの“育ち”のそばに、やさしい遊びと関わりがありますように。
関連シリーズリンク
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