
「うちの子、小学校は普通級で大丈夫かな…」
「支援級をすすめられたけど、本人は行きたがらない」
発達がグレーと言われている子どもが就学を迎えると、
避けて通れないのが「支援級 or 普通級」問題です。
わが家も、作業療法士である立場を持ちながら、
親としてものすごく揺れました。
今回は、就学前にどんなことで悩み、どう選んだのか、
そして今、伝えたいことをまとめます。
こんな方におすすめ
- 小学校入学前に「支援級か普通級か」で悩んでいる
- 保育園や園の先生に支援級をすすめられて迷っている
- 就学相談の内容や、選び方のポイントを知りたい
「うちの子はどっち?」と言われても、すぐには決められない
支援級(特別支援学級)と普通級、どちらがよいかは、
子どもの発達・性格・環境によってまったく違います。
わが家が悩んだポイント
- 集団活動が苦手。落ち着いて座っていられない
- 言葉の遅れが少しあり、指示が入りにくいときがある
- でも本人は「小学校楽しみ!」と前向き
→ 「できれば普通級で頑張らせたい。でも…」という葛藤が続きました。
支援級とは?ざっくり整理しておこう
特別支援学級(情緒級・知的級など)
- 通常の学級と同じ学校内にある
- 少人数で個別に近い対応が可能
- 一部教科は普通級と一緒に学ぶ「交流学習」あり
特に「情緒級」は、発達障害・グレーゾーンの子も対象になることがあります。
決め手になった“就学相談”と家庭の話し合い
就学相談で話せたこと
- 支援センターの先生と面談+子どもの観察
- 「家庭での様子」「本人の希望」も丁寧に聞いてくれた
- 最終的に“親の意思”を尊重してもらえた
家庭で考えた「基準」
- 集団生活が苦手なら、安心できる環境を優先しよう
- 「通えるか」より「この子が安心して学べるか」を重視
- 無理に“普通”に合わせる必要はない、という結論に
“選んだあと”も修正できるって知っておいてほしい
- 普通級から支援級へ → 途中で転籍できるケースあり
- 逆に、支援級から普通級に戻ることもできる
- 最初の選択で全てが決まるわけじゃないからこそ、まず安心できる選択を
家庭でできた準備|わが家の場合
- 学校生活の“予習” → 絵本やロールプレイでイメージづくり
- 集団ルール・身支度・時間の感覚 → 少しずつ練習
- 勉強への苦手意識 → 家庭用教材で「できた!」を増やす工夫
わが家が使ったサポートと備え
- 保育園の先生との情報共有(就学先へ提出資料に活用)
- 地域の発達相談窓口で意見をもらう
- 万が一の支援が必要になったときに備えて、医療保障付きの保険も見直し
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まとめ|“正解”はないからこそ、わが家なりの選択でいい
- 支援級 or 普通級は、どちらが“正しい”というものではない
- 子どもの安心と自信を育てる環境を優先して考えよう
- 最初の選択で迷っても、後から道を変えることはできる
「親としてできるのは、“今のこの子”にとってのベストを考えること」
それが、未来へのいちばんの備えになると感じています。
▶ 家庭でできる発達サポート|シリーズ一覧
- 療育はまだ。でも家庭でできる“発達サポート”って?
- 家庭学習どうする?発達グレーの子に合った教材の選び方
- 言葉がゆっくりな子の“ことば育て”と家庭でできる工夫
- 放課後等デイサービス・児童発達支援の違いと選び方
- 発達検査って受けるべき?迷ったときの考え方
- 支援級?普通級?就学前に親が悩んだことと選び方
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