
今日も寝かしつけがうまくいかなかったあなたへ

「もう寝る時間なのに、全然寝てくれない…」
絵本を読んでもテンションが上がるだけ。むしろ余計に眠れなくなってる気がする。
そんな夜が続くと、「うちの子には絵本って効かないのかも…」とため息が出てしまいますよね。
わが家もそうでした。
1歳を過ぎたころ、寝かしつけがどんどん難しくなって、何をしてもダメな日もありました。
でもある日、“読む本”と“読み方”を少し変えてみたら、夜の空気がすっと落ち着いたんです。
この記事では、作業療法士でもあるパパの視点から、
わが家の寝かしつけで本当に効果を感じた絵本5冊を紹介します。
「うちの子にも効くかな…」という不安に寄り添いつつ、
“静かな時間をつくる”読み聞かせ絵本を選びました。
1歳の寝かしつけに絵本が“効く”理由とは?

言葉より「リズム」や「くり返し」が効く
1歳ごろはまだ言葉の意味そのものよりも、音のリズムやテンポに安心感を覚える時期です。
語りかけるような絵本は、眠りに入る前の“落ち着いたスイッチ”になりやすいんです。
絵本が「切り替えの合図」になる
お風呂やミルクの後に絵本を読むことで、「今から寝る時間だよ」という合図になります。
毎晩同じ流れを作ることで、親子のリズムが整っていきます。
実際に効果を感じた!寝かしつけ絵本5選
① おつきさまこんばんは(福音館書店)
我が子が“初めて最後まで集中して聞いた”絵本です。
文字数がとても少なく、ページをめくるたびに穏やかなお月さまの表情が変わるだけ。
だからこそ、静かでゆったりした空気が自然と生まれました。
- こんな子におすすめ: 長い絵本だと飽きちゃう、興奮しやすい子に
- 読み方のコツ: 声のトーンを落として、ゆっくり読むのが◎
② ねんね(女子パウロ会)
「ねんね、ねんね」と繰り返すシンプルな絵本。
子ども自身が「寝る時間なんだ」と意識しやすく、読んでいる親も自然と穏やかな気持ちになります。
- ポイント: 毎晩同じ本を読むことでルーティン化しやすい
- 発語や言葉のリズムにもやさしく働きかけてくれます。
③ しーっ(絵本館)
「しーっ」と言いながらページをめくる、静けさの絵本。
一緒に“しーっ”と指を口に当てて遊びながら、自然と落ち着いた空気に変わっていきます。
- こんな子におすすめ: 寝る前にテンションが上がっちゃう子
- 工夫: 遊び感覚で“静か”を体験させたいときにぴったり
④ おやすみなさい おつきさま(評論社)
“おやすみ”をひとつずつ物に言っていく静かな絵本。
海外でも定番の人気作で、ゆったりとしたリズムが眠りの導入にぴったりです。
- 特徴: リズム感があり、感情が波立たない文の構成が秀逸
⑤ ママだいすき(あかちゃん絵本)
読んでいる私が癒された絵本。
「だいすきだよ」と繰り返すフレーズが、親子の安心感を育みます。
寝る前の“やさしい空気”を作ってくれる1冊です。
寝かしつけの絵本を読むときの3つのコツ
- 抑揚をつけすぎず、ゆっくり・静かに読む
- 「読む→豆電球→おやすみ」の流れを作る
- 完璧じゃなくてOK。読めない日があっても大丈夫
まとめ|絵本は“寝かせる道具”じゃなく、心を落ち着かせる“習慣”
毎日「必ず寝る」魔法の絵本なんて、きっとありません。
でも、絵本があることで親子の時間がやさしくなったり、夜の空気が変わることはあります。
「読んでも寝なかった…」そんな日も、無駄じゃない。
今日読んだ1冊が、子どもにとって“安心の記憶”になっていく。
そう思えるようになってから、私は気持ちがラクになりました。