
「療育の話は出たけど、放課後等デイサービスって何?」
「児童発達支援との違いって?うちの子に必要なのかな…」
発達が気になる子の育児のなかで、
“通所支援”という選択肢を知ったとき、わが家はとても迷いました。
今回は、放課後等デイサービス・児童発達支援の違い・対象・選び方のポイントを、
作業療法士としての知識+親としての視点から、わかりやすく整理します。
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こんな方におすすめ
- 初めて「放デイ」「児発」と聞いて戸惑っている
- 利用するかどうかで悩んでいるけど、情報が少ないと感じている
- 通わせるなら、ちゃんと合うところを選びたいと思っている
ざっくり解説|「児童発達支援」と「放課後等デイサービス」の違い
種類 対象年齢 主な利用目的 児童発達支援 0〜6歳(未就学児) 生活・発達支援、療育 放課後等デイサービス 6〜18歳(就学児) 放課後や長期休暇中の生活支援・学習支援・療育
利用するには「受給者証」が必要
どちらも、市区町村からの“通所受給者証”が必要です。
取得の流れ(概略):
- 市区町村の障害福祉課に相談
- 子どもの様子や医師の意見を提出
- 支給決定 → 受給者証交付(1年ごとに更新)
サービス内容は施設ごとにかなり違う!
- 運動遊び・SST(ソーシャルスキルトレーニング)中心の施設
- 学習支援・宿題サポートがメインの施設
- 感覚統合や言語訓練、音楽療法を取り入れている所も
わが家が見学した中でも、「遊び中心」「療育専門」「学習フォロー系」でかなり違いました。
迷ったら…見学でチェックしたいポイント
- 子どもが安心して過ごせそうか?(雰囲気・人数・先生の対応)
- どんな活動をしているか?(スケジュール・写真・掲示物)
- 家庭との連携は?(連絡帳・フィードバック・面談の頻度)
- 送迎サービスの有無・範囲・安全性
- スタッフの配置・専門職の在籍(OT・STなど)
利用料金は?実質“月額上限あり”で安心
- 所得に応じた「負担上限月額」が設定されています
- 一般的な家庭なら月額4,600円 or 0円で収まるケースが多いです
- 別途:教材費やおやつ代が数百円かかる施設も
利用を迷ったとき、わが家が考えたこと
- 「家庭だけでは難しい部分をサポートしてもらえるか?」
- 「この子が“できた”と感じられる場所になるか?」
- 「親も“見守ってもらえる”安心感が得られるか?」
無理に通わせる必要はないけど、合う施設があれば“家庭の延長”として活用できると感じました。
将来の備えも、一緒に考えるきっかけに
通所支援の利用は、通院や療育の頻度が増えるタイミングでもあります。
わが家では、子どもの教育費や医療費の備えとして、保険の見直しも同時に行いました。
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まとめ|「使うかどうか」より「知っておくと安心」
- 児童発達支援・放課後等デイサービスは、発達支援の“選択肢”のひとつ
- 合う施設があれば、子どもにとっても親にとっても心強い場所になる
- 迷ったらまず見学へ。「安心して通えるか」が一番の判断軸です
「療育」という言葉に身構えなくて大丈夫。
わが子にとって“安心できる場所”を、少しずつ探していきましょう。
家庭でできる発達サポート|シリーズ一覧
- 療育はまだ。でも家庭でできる“発達サポート”って?
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- 放課後等デイサービス・児童発達支援の違いと選び方
- 発達検査って受けるべき?迷ったときの考え方
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このシリーズのまとめページはこちら → 家庭でできる発達サポート特集