兄弟がいる発達グレー家庭での関わり方|バランスを取る3つの工夫

tamutamu

作業療法士のパパと、しっかり者のママ。
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こんな方におすすめです

  • 発達グレーの子と兄弟の接し方に悩んでいる
  • きょうだいから「ずるい」「なんであの子ばっかり」と言われる
  • 家庭内でのバランスが崩れ、イライラが連鎖している
  • 兄弟それぞれの気持ちに寄り添いたいと考えている

「あの子ばっかり」になっていませんか?

発達グレーの子へのサポートは、どうしても手厚くなりがち。
その結果、きょうだいが我慢や寂しさを感じてしまうこともあります。

  • 「なんでお兄ちゃんだけ許されるの?」
  • 「私のことは見てくれない」
  • 「また私が我慢しなきゃいけないの?」

こうした心の声に、親が早めに気づいていくことが大切です。


家庭で起こりやすいズレと子どもの気持ち

状況子どもの感じ方
発達グレーの子に手がかかりきり「ぼくのことはどうでもいいの?」
行動を注意される基準が違う「あの子だけ甘くてずるい」
一緒に遊べない・トラブルが起きる「また私が怒られるんだ」

バランスを取るための3つの工夫

■ 1|「平等」ではなく「納得感」を重視する

すべて同じにしようとすると、かえって不満がたまりやすい。
「なぜそうしているのか」を丁寧に説明することで、子どもの納得感を育てます。

例:「お兄ちゃんは音に敏感だから、イヤーマフを使ってるんだよ」
例:「あなたが気を遣ってくれたこと、ちゃんと見てるよ。ありがとう。」


■ 2|一人ひとりと向き合う時間をつくる

特別なことをしなくても大丈夫。

  • 一緒に本を読む
  • 買い物に付き合ってもらう

そんな“二人だけの時間”が、「ちゃんと見てもらえている」安心感につながります。


■ 3|きょうだい関係を無理に良くしようとしない

「仲良くしてね」「わかってあげて」は、きょうだいに過剰な我慢を強いることも。
無理に仲良くさせるより、それぞれの居場所を守ることを優先しましょう。


わが家のケース|妹に「なんで私だけ怒られるの?」と言われて気づいたこと

発達グレーの兄への対応に必死で、
下の子(妹)のサインを見逃していたことがありました。

  • 妹は静かに我慢しているように見えた
  • でも実は、「なんで私ばっかり怒られるの?」と心の中で叫んでいた

それから、意識的に妹だけとの時間を持つようにしたら、少しずつ笑顔が戻ってきました。


まとめ|きょうだいそれぞれの心に寄り添うために

発達グレーの子どもも、そのきょうだいも、
それぞれ違った「しんどさ」を抱えているかもしれません。

平等ではなく、それぞれの違いに応じた関わり方を。
今日できる小さな声かけや時間が、家族みんなの安心につながっていきます。


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