発達グレーの子がイライラするとき|家庭でできる具体的な関わり方3選

tamutamu

作業療法士のパパと、しっかり者のママ。
夫婦で子育てに向き合いながら、
わが家の日常や役立つ育児のヒントを
ゆるっと発信しています。
「家族っていいな」と思えるような、
あたたかい場所をめざして運営中です。


こんな方におすすめです

  • 子どもがすぐ怒る・泣く・癇癪を起こすことで困っている
  • 発達障害の診断はないが、感情のコントロールが難しいと感じている
  • 外では大人しくしていても、家では爆発してしまう
  • 怒っても伝わらない/どう接していいかわからない

発達グレーの子がイライラしやすいのには理由がある

発達グレーの子は、感情の調整や切り替えが苦手なことがあります。
決して“わがまま”ではなく、脳の特性や感覚の敏感さが背景にある場合もあります。

  • 思い通りにならないとすぐ怒る
  • きょうだいに少し触れられただけで癇癪
  • 切り替えができず爆発する
  • 「やめなさい」が伝わらない

こうした行動には、ストレスへの弱さや見通しの持ちにくさが隠れています。


作業療法士の視点から|よくある“イライラ”の引き金

引き金背景にあるもの
音・におい・光感覚の過敏さで五感が疲れやすい
時間に追われる見通しが持てず不安になりやすい
予定の変更スケジュールの変化に弱い
対人関係距離感のズレや誤解

家庭でできる具体的な関わり方3選

■ 1|“先に伝える”ことで安心をつくる

  • 「あと3分でおしまいにしようね」など、時間の見通しを作る
  • 「今日は何をするか」を朝にざっくり伝えるだけでも安心感UP

■ 2|“選ばせる”ことで自己決定感を持たせる

  • 「お風呂先にする?それとも歯磨きから?」
  • どちらかを選ぶスタイルで、強制感を減らす

■ 3|“気持ちの言葉”を代弁する

  • 「悔しかったね」「びっくりしたんだね」
  • 感情を言葉で受け止めると、子どもが自分の気持ちを整理しやすくなる

わが家のケース|毎日5回は泣いて怒っていた息子が…

わが家でも、毎日怒って泣く息子にヘトヘトになっていました。
でも、「本人もイライラの理由がわかっていない」ことに気づき、

  • 気持ちを代弁する
  • 無理にやめさせずクールダウンの空間を作る
    など、小さな工夫を重ねたことで、
    次第に“怒らなくても伝えられる”場面が増えてきました。

まとめ|怒ってしまう子を変えるより、受け止める工夫を

大切なのは、「怒らない子にする」ことではありません。
怒った気持ちも受け止めてもらえる場所があることで、
子どもは少しずつ自分の感情と付き合う力を育てていきます。

家庭が“安心して怒れる場所”になるだけで、子どもも親もずっとラクになります。


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