
はじめに|「このままで大丈夫なのかな…」という不安の中で
「小4になったばかりなのに、もう学校に行きたくないって…」
「小6でこの状況、中学はどうなるんだろう…」
「勉強もついていけてないし、うちの子だけ取り残されてる気がして…」
そんな不安を抱えながら、日々向き合っている親御さんに向けて、この記事を書いています。
この記事はこんな人におすすめです
- 小4〜小6の子どもが不登校になり、勉強や進学に不安を感じている方
- 「発達グレー」で集団生活が難しい子への関わり方に悩んでいる方
- 自宅学習を始めたくても、教材が多すぎて選べない方
- まずは「今、家庭でできること」から知りたいと感じている方
小学校高学年の不登校は、焦りやすい時期
私自身、作業療法士として発達に特性のある子どもたちと関わってきました。
そして、特に高学年(小4〜小6)の子どもたちは「まわりとの差」が見えやすくなり、自己否定感を強めやすい傾向があります。
小4の特徴
- 授業の抽象度が一気に上がり、つまずきやすい
- 集団行動が苦手な子は「自分はヘンなのかな」と思い始めることも
小5の特徴
- クラスの中で“できる・できない”が明確になり始める
- 塾や受験の話題で、ますます「不安」や「孤立感」が強くなる
小6の特徴
- 中学進学という“次のステージ”が目前に迫る
- 周囲は卒業モードでも、本人は「取り残される怖さ」に押しつぶされそうになっている
発達特性がある子は「見えないしんどさ」を抱えやすい
- 視覚・聴覚に敏感で、教室の環境にストレスを感じやすい
- 板書や長文読解が苦手で「勉強=つらいもの」になりやすい
- 周囲に合わせることに疲れて、どんどん自信をなくしてしまう
こうした「見えにくい特性」こそ、家庭での関わり方が大きな支えになります。
▶ 発達特性のある子への支援|家庭でできる関わりと学びの備え
家庭でできる支援①|「できていること」を見つける声かけ
「学校に行けてない」「勉強が進んでいない」
──そういった“できていないこと”ばかりが目につきがちですが、
子どもにとっては、「家で落ち着いて過ごせている」こと自体が“ひとつの達成”です。
たとえば:
- 朝起きてリビングで本を読んでいた
- 家族との会話に参加してくれた
- 好きな図鑑や動画を見ながら、メモを取っていた
こうした「その子なりの前進」を見つけて、
「〇〇できたね」「さっきの言い方、やさしかったね」と声をかけてあげることが、
“自己肯定感の回復”につながっていきます。
家庭でできる支援②|少しずつ「学びのきっかけ」を取り戻す工夫
「そろそろ勉強のことも気になるけど、どこから始めたらいいか分からない…」
そんな声をよく聞きます。
高学年になると「学年の単元」への不安が強くなりますが、
実際には“その子のペースに合った教材”であれば、今からでも十分間に合います。
- 無学年式の教材で、「つまずき」までさかのぼって学べる
- アニメーションやゲーム感覚の教材で「楽しい」を入り口に
- 成績よりも、「取り組めたこと」を褒めてもらえる仕組みがある
こうした環境なら、
「勉強=できないことじゃなくて、やってみたら意外とできた!」という感覚が戻ってきます。
「そろそろ、学びを再開したい」と思ったら
実際、わが家でも「学校に行けないなら家で何をすれば…?」と悩んだ時期がありました。
その時に救いになったのが、オンライン学習や家庭用教材の存在でした。
子どもが自分のタイミングで「これならやってみようかな」と感じられること。
そして、親も「伴走するだけでいい」と思えたことが、大きかったです。
同じように「何から始めよう?」と迷っている方へ、
家庭で使える学習サービスを比較した記事をご紹介します。
▶ 不登校の小学生におすすめの学習サービス3選
└ 無学年式・自宅完結・安心のサポートつき。わが家の体験と合わせて紹介しています。
「やらせる」よりも、「やってみたい」を大切に。
その一歩を応援できる教材が、今は選べます。
まとめ|中学への不安は「今の安心感」が土台になる
高学年になると、「このままで大丈夫かな」「中学は…」と不安がどんどん膨らみますよね。
でも、焦って勉強や登校を促すよりも、
今の安心・関われる時間・学びへの小さな一歩が、子どもの未来の土台になります。
- 「今日も穏やかに過ごせたね」と声をかける
- 子どもの好きなことに耳を傾ける
- 一緒に小さな“できた”を積み重ねる
不安なときほど、「今の関わり方」があとで大きな力になります。
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