
絵本、増えすぎていませんか?
「これ良さそう!」と思って買った絵本。
プレゼントでもらった絵本。
気づけば、読んでいない絵本が本棚にギュウギュウ詰めになっていました。
読まれていない本を見るたびに、
「また読めてない…」
「せっかく買ったのに…」と、
どこか罪悪感みたいなものが積もっていったんです。
「絵本を減らす」って冷たいこと…?
最初は私もそう思っていました。
絵本は“与えるべきもの”だと思っていたし、
減らすなんて“親の勝手”のような気がして。
でも、ふと気づいたんです。
毎日読んでる絵本って、たった5冊くらいじゃない?
だったら、“いまわが子とちゃんと向き合えている本”を、
もっと大事にすればいいのかもしれない。
わが家が「5冊に絞った」理由

1. 毎日選ぶのがラクになった
迷う時間が減って、気持ちに余白が生まれました。
2. 子どもが“お気に入り”に愛着をもつように
「今日はどれにする?」が親子の小さな会話になりました。
3. 大人も読みたくなる本だけが残った
「これなら毎晩でも読める」と思えた本だけが自然と残りました。
減らすのは勇気がいった。でも、減らしてよかった。
正直、迷いもありました。
「読まなくなった本、かわいそうかな?」
「また読む日がくるかも…」
そんな気持ちが頭をよぎったりして。
でも“全部読む”ことにこだわらず、
“毎日読みたい5冊”に絞ったことで、
読み聞かせの時間が前よりも心地よくなりました。
ミニマル育児的“厳選5冊”|わが家に残った絵本たち
① 『おつきさまこんばんは』(福音館書店)
夜になると「おつきさまこんばんは」と言いながらページをめくると、
子どもも自然と“ばいばい”をするように。
静かで、落ち着く、寝る前の定番。
② 『だるまさんが』(ブロンズ新社)
読むたびに大笑い。
声に出して読むのが楽しくて、
一緒に体を動かしながら読むことも。
③ 『いないいないばあ』(童心社)
最初はなんとなく読み始めたけど、
いつの間にか「いないいない……ばあ!」で子どもが笑顔に。
何度読んでもあたたかい定番。
④ 『ねんね』(パウロ女子会)
「ねんね、ねんね」とくり返すシンプルな構成。
読んでいるうちに私自身も眠くなってくるほど、
ゆったりした時間が流れる絵本。
⑤ 『もこ もこもこ』(文研出版)
意味のない音、意味のない動き。
でも、なぜか笑ってしまうし、リズムが心地いい。
“感覚で楽しむ”ってこういうことかも、と気づいた1冊。
減らすって、捨てることじゃない。
「減らす=手放す」じゃなく、
「減らす=いまに集中する」ってことだと思っています。
読まなくなった絵本は、一時的に箱にしまってもいい。
図書館や絵本のサブスクを使う方法もある。
まずは“手元にある5冊”を、じっくり読んでみる。
それだけで、育児の中の“読み聞かせ時間”がちょっと変わってくるかもしれません。
ミニマル育児は、がんばらない育児。
完璧にしようとしなくていい。
“5冊に絞ること”が目的じゃなくて、
“毎日読めて、親も子も気持ちよく過ごせること”がゴールです。
疲れているなら、絵本の量も気にしすぎないで。
あなたとお子さんが、今いちばん心地いい形を選んでいけますように。
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