
はじめに
夜中に何度も起きる赤ちゃん。抱っこしても、おっぱいをあげても、なかなか眠ってくれない――そんな日が何日も続くと、どんなに頑張っているママでも心が折れそうになりますよね。
私もまさにそうでした。「なんで寝てくれないの?」「もう無理…」と、赤ちゃんと一緒に泣いた夜もあります。
この記事では、赤ちゃんが寝ない夜に私が感じたつらさと、実際にやってみてラクになった3つの工夫をご紹介します。解決法というよりは、“寄り添い”のような内容ですが、同じように悩むママの心が少しでも軽くなればうれしいです。
赤ちゃんが寝ない夜に押し寄せる“孤独感”

夜中の授乳や寝かしつけは、本当に孤独です。赤ちゃんが泣き止まず、ずっと抱っこしていても眠ってくれないと、まるで“自分のすべてを否定されている”ような気持ちになることもありました。
「この子はなんで寝てくれないんだろう」「私のやり方が悪いのかな」と、思考はどんどんネガティブに。そんな夜は、気づいたら涙が出ていたりしました。
夫は仕事で早く寝てしまうし、周りには相談できる人もいない。真夜中に起きているのは、自分と赤ちゃんだけ。夜の育児は、想像以上に孤独です。
そんなとき、「私だけじゃない」「このしんどさは“育児あるある”なんだ」と思えるだけでも、気持ちが少しラクになります。
産後の疲れとどう向き合うかについては
→ 産後の疲れが取れないママへ|わが家の乗り切り方5選
試してよかった「寝ない夜」の乗り切り方3つ

1. 抱っこひもで歩く+イヤホンで好きな音楽を聴く
夜中に家の中を歩き回るのって、本当にしんどい。でも抱っこしていないと泣くから、座ることもできない。そんなとき、私はイヤホンで自分の好きな音楽やYouTubeを聴きながら、赤ちゃんを抱っこして部屋の中を歩いていました。
最初は「こんなことしていいのかな」と思ったけれど、少しでも“自分の時間”を感じられることが心の支えになりました。赤ちゃんと1対1で向き合い続けるのは大変だからこそ、自分だけの楽しみをこっそり取り入れることも大事なんだと気づきました。
音楽じゃなくても、好きなラジオやポッドキャストでもOK。赤ちゃんが安全な状態であれば、ママの心を守る工夫をしてもいいんです。
2.「寝ない前提」で行動を決める
「そろそろ寝てくれるかな」「あと30分で寝てくれたら…」と期待していると、寝てくれなかったときのダメージが倍増します。私はそれで、毎晩がっかりして、余計に疲れてしまっていました。
そこで、「今日はきっと寝ない」とあえて割り切ってみることにしました。そうすると、「じゃあこの時間にお茶を飲もう」「お気に入りのおやつを食べよう」と、“ママのための夜時間”に変える工夫ができるようになったんです。
もちろん、赤ちゃんが泣いている最中は余裕なんてないかもしれません。それでも、「寝ない前提」で気持ちの準備ができていると、イライラや疲れの感じ方が少し違ってくるんです。
3. やさしい照明とBGMで“夜”を演出する
私が実感したのは、部屋の雰囲気が赤ちゃんの気持ちにも影響するということです。以前は真っ暗な中、無音で寝かしつけようとしていましたが、お互いにピリピリしてしまって、うまくいかないことが多かったです。
そこで、やわらかい間接照明に切り替え、赤ちゃん向けのオルゴールBGMを小さく流すようにしてみました。すると、私自身の気持ちも落ち着いて、赤ちゃんの抱っこも少しラクになったように感じました。
環境を整えることは、赤ちゃんの眠りを促すだけでなく、ママ自身が「リラックスモード」に切り替えるスイッチにもなります。目にやさしい照明、心地よい音楽。ちょっとした工夫で、夜のストレスが減らせるかもしれません。
それでも泣きたくなる夜がある

どんなに対策をしても、やっぱり寝ない夜はあります。そしてそんなとき、「私は母親失格なんじゃないか」と思ってしまうこともあるかもしれません。
でも、赤ちゃんが寝ないのはママのせいじゃない。どんなに手を尽くしても、赤ちゃんにも眠れない理由があるだけ。ママのせいで寝ないなんてことは、絶対にありません。
泣きたくなる夜があるのは、それだけママが頑張っている証拠。赤ちゃんと向き合って、抱っこして、話しかけて…それだけでも、十分すぎるほどの愛情を注いでいるのです。
自分を責めずに、少しだけ優しくしてくださいね。
まとめ|寝ない夜は「自分も休める工夫」を
赤ちゃんの夜泣きは、いつか終わります。でも「いつか」が見えない今が、ママにとって一番つらい時期です。
だからこそ、赤ちゃんのためだけでなく、ママ自身が“休める形”を見つけることが大切だと私は思います。
抱っこしながら好きな音楽を聴くのもよし。無理に寝かしつけようとせず、お茶を一杯飲むのもよし。小さな工夫が、心と体を守る第一歩になります。
今日も、がんばっているママへ。「寝ない夜」が、少しでもラクになりますように。