
はじめに

「1歳を過ぎたのに、まだ言葉が出ない…」
「周りの子は『ママ』『パパ』って言ってるのに、うちの子はまだ喃語だけ…」
「言葉が遅いのは、何か問題があるの?」
1歳児の言葉の発達は個人差が大きいもの。「1歳になったらすぐに言葉が出る」わけではありません。 しかし、他の子と比べてしまったり、「もしかして…」と心配になるお気持ち、よくわかります。

この記事では、1歳児の言葉の発達の目安、言葉の発達を促すために親ができる具体的なアプローチ、そして専門家への相談のポイントを解説します。 焦らず、お子さんのペースに寄り添いながら、言葉の発達をサポートしていきましょう。
1歳児の言葉の発達の目安:個人差を理解しよう

「1歳なのにまだ話さない…」と心配になる前に、言葉の発達には大きな個人差があることを理解しておきましょう。 大切なのは、「話す」ことだけでなく、「言葉を理解しているか」という点です。
1歳児の言葉の発達の目安(あくまで目安です)
- 1歳0〜3ヶ月:意味のある単語が出始める子も(「ママ」「パパ」「マンマ」など)。喃語の種類が増え、イントネーションも豊かになる。
- 1歳3〜6ヶ月:指さしで自分の意思を伝えようとする。大人の簡単な指示(「おいで」「ちょうだい」など)を理解できる場合もある。
- 1歳6ヶ月〜:「ワンワン」「ブーブー」など、身の回りの物の名前を言うようになる。理解できる言葉の数が、話す言葉よりもはるかに多くなる。
🛑 要チェック!言葉の発達がゆっくりかもしれないサイン
- 言葉の理解が少ない:名前を呼んでも反応が薄い、簡単な指示(「おいで」「ダメ」など)が理解できない。
- 指さしをしない:欲しいものや興味のあるものを指で示さない。
- 親の言葉や動作を真似しようとしない:手遊びや簡単なジェスチャーなども真似する様子が見られない。
- 1歳半健診で言葉の遅れを指摘された。
→ 上記のようなサインが見られる場合は、言葉の発達がゆっくりな可能性があります。
心配な場合は、かかりつけ医、地域の保健センター、子育て支援センターなどに相談してみましょう。専門家のアドバイスを受けることで、適切なサポートが得られます。
言葉の発達を促す!親ができる5つのアプローチ

言葉の発達には、日々の親子の関わりがとても大切です。 今日からできる、5つのアプローチをご紹介します。
① 言葉のシャワーをたっぷり浴びせる
ポイント
- 目を見て話しかける:「ご飯おいしいね」「お空がきれいだね」など、状況に合わせて語りかける。
- 短く、わかりやすい言葉を使う:「ワンワン、来たね!」「お水、飲もうか」など。
- 抑揚をつけて、感情豊かに話す:「すごいね!」「上手だね!」など、オーバーリアクション気味に。
② 赤ちゃんの行動を「実況中継」
実況例
- おむつ替え:「おしっこ出たね。キレイにしようね!」
- 食事:「ニンジンさん、甘くておいしいね」
- お散歩:「お花が咲いてるね。赤いね」
③ 絵本の読み聞かせで言葉の世界を広げる
おすすめ絵本
- 『いないいないばあ』(松谷みよ子)
- 『だるまさんが』(かがくいひろし)
- 『もこ もこもこ』(谷川俊太郎)
④ 指さし遊びでコミュニケーションを深める
遊び方
- 「ワンワンはどっちかな?」と質問し、赤ちゃんに指を指させる。
- 親が先に指さして、「これは、車だよ」と教える。
- 絵本を見ながら、「これは何かな?」と指さしで質問する。
⑤ 言葉を引き出す質問で、会話のキャッチボール
質問の工夫
- ×「これは何?」 → ◯「これはワンワンかな?それともブーブーかな?」(選択肢を与える)
- 〇「〇〇(おもちゃなど)はどこにあるかな?」(一緒に探す)
- △「〇〇って言ってごらん」 → ◯「〇〇、おいしいね」(無理に言わせず、言葉のモデルを示す)
専門家への相談:一人で悩まないで

「いろいろ試してみたけど、やっぱり心配…」 そんな時は、一人で悩まず、専門家に相談してみましょう。
相談できる窓口
- かかりつけの小児科医
- 地域の保健センター
- 子育て支援センター
- 言語聴覚士がいる施設
専門家は、お子さんの発達状況を詳しく把握し、適切なアドバイスやサポートをしてくれます。
各自治体のHPや広報誌などにも相談窓口が載っていると思いますので気になるママパパは一度調べてみてはどうでしょうか。
まとめ
1歳児の言葉の発達は個人差が大きいもの。 「まだ話さないから」といって、すぐに問題があるとは限りません。
今日からできるサポート
- 言葉のシャワーを浴びせる
- 実況中継をする
- 絵本を読む
- 指さし遊びをする
- 言葉を引き出す質問をする
そして、もし心配なことがあれば、一人で悩まず、専門機関に相談しましょう。