
こんな方におすすめです
- 雨の日、家の中で大暴れする子に毎回ヘトヘトな方
- 「静かにしなさい」と言っても全然伝わらず困っている方
- とにかく寝てほしい!体力を使い切る遊びを探している方
- 作業療法士として出会った子どもたちの事例からヒントを得たい方
- 兄弟ゲンカ・癇癪・暴走のスイッチが入りやすい家庭
雨の日に「暴れる」のは当たり前。問題じゃない!
雨で外に出られない日、子どもは全身のエネルギーを持て余します。
それを「うるさい」「我慢できない」と叱ってばかりだと、親も子もストレスが溜まるばかり。
でも、「家の中でもしっかり動ける遊び」を用意すれば、
親のイライラも減り、子どもも自然に落ち着くんです。
7つの“やってよかった”エネルギー発散あそび

すべて【作業療法士として関わった子どもたちのケース】から導いた実践例付き。
「動きたい!」を満たしてあげることが、最大の“育ち支援”です。
① クッション坂ジャンプ|「山登りミッション」でスイッチオン
● 実践例(4歳・慎重派)
最初は怖がっていたけれど、「ぬいぐるみを助けて!」と言うと表情が変わった。
助け出してジャンプできた時の「できたー!」の声に、こちらも感動。
● ポイント
登る、飛ぶ、下りるすべてに体幹が必要。
遊びながら“重心移動”を体得できます。
② タオルひっぱり合戦|力が強すぎる子も大満足
● 実践例(5歳・パワー型)
普段は力加減が苦手な子が、これは大喜び。
「勝ったー!」と満面の笑みで、適度に疲れてその後の活動も落ち着いて取り組めた。
● ポイント
対戦型にすることで、力だけでなく“順番”“相手の様子を見る”練習にもなります。
③ カンガルージャンプ競争|“3歩で進めたらすごい!”がコツ
● 実践例(3歳・負けず嫌い)
何度も「やる!もう一回!」と挑戦。
成功した時の「やったー!」の声とともに自然な笑顔。成功体験を積めました。
● ポイント
ジャンプ=大腿筋やバランス感覚の刺激。
“競争風”にすると、やる気も集中力もUPします。
④ くるくる布バランスゲーム|前庭感覚を整えて“落ち着く”遊び
● 実践例(6歳・多動気味)
「くるくる〜」「ストップ!」と自分で声を出しながら遊べた。
終わった後「ちょっと疲れた」と床でゴロン。落ち着いた表情に。
● ポイント
自分で動いて・止まる経験が、“動きの切り替え”練習にぴったり。
⑤ 隠れミッションリレー|家じゅうが“冒険の舞台”に

● 実践例(5歳・兄弟)
「ぼくが先に見つけた!」「こっちの部屋にもある!」と大興奮。
最後には「もう1回最初からやろうよ」と再戦モード。
● ポイント
隠す/探す/届けるを組み合わせることで、体をたっぷり使える。
ゲーム性が高いと集中時間も長くなります。
⑥ ストップ&ゴーゲーム|遊びの中で“切り替え力”を育てる
● 実践例(4歳・切り替え苦手)
「ピタッと止まるよ!」の声かけに反応できて、「止まれたー!」と達成感。
その後の切り替えもスムーズに進められました。
● ポイント
動く→止まる→再開、という流れが“感情や行動の切り替え”の練習になります。
⑦ 靴下すべり鬼ごっこ|静かだけど激しく動ける!
● 実践例(3歳・狭い家でも元気な子)
「つるつるすべる〜!」と爆笑。
追いかけっこが終わる頃には汗びっしょり。「もう疲れた〜」と寝転ぶ姿に親も安心。
● ポイント
すべり・逃げる・追うの連続で、全身運動+判断力+空間認識が同時に鍛えられます。
遊んだあとは“落ち着く時間”でクールダウン
たっぷり動いた後は、必ず静かに過ごす時間を作ります。
- ゆらゆらブランコで5分
- 絵本を読んで「呼吸を整える」
- 「がんばったね!」の言葉かけで満足感を
→この切り替えがあると、寝つきが良くなる・夜の癇癪が減ると感じています。
まとめ|“疲れさせる”って、愛情ある選択
- 雨の日でも、工夫すれば家の中でしっかり発散できる
- “育ちにつながる疲れ方”を知れば、親子のストレスも減らせる
- 作業療法士の現場経験から、家庭でも使える遊びをお届けしました
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