発達グレー 3〜5歳|園生活で見えてきた困りごとと支援のコツ

tamutamu

作業療法士のパパと、しっかり者のママ。
夫婦で子育てに向き合いながら、
わが家の日常や役立つ育児のヒントを
ゆるっと発信しています。
「家族っていいな」と思えるような、
あたたかい場所をめざして運営中です。


こんな方におすすめです

  • 幼稚園・保育園で集団生活になじめない様子が気になっている
  • 家では落ち着いているのに、園ではトラブルが多い
  • 先生から「少し気になる」と言われて不安になっている
  • 家庭でできる支援方法を知りたい

3〜5歳|園生活で見えてくる発達グレーの“困りごと”

3〜5歳になると、家庭とは違う集団生活が始まります。
ここで発達グレーの子の特性が目立ってくることも少なくありません。

領域よく見られるサイン
コミュニケーション一方的な会話、友達とのズレ、ケンカが多い
感覚過敏・鈍麻大きな声や集団活動が苦手
行動・こだわり順番待ち・ルールの理解が苦手、極端なこだわり
感情コントロール癇癪、泣く、怒る、パニックになる場面が増える

「家では大丈夫なのに、園では困る」理由

発達グレーの子どもたちは、

  • 予想外のことが起きやすい
  • 人間関係の距離感が難しい
  • 自分の感覚をうまく言葉にできない

そんな刺激の多い園生活の中で、戸惑いや不安が爆発しやすくなります。

家では落ち着いているのに、園ではパニック。
これも発達グレーの特徴のひとつです。


わが家のケース|「ちょっと気になります」と言われたときの戸惑い

3歳クラスのとき、担任の先生から
「少し気になる行動があります」と言われたことがありました。

  • すぐに怒る
  • 順番が守れない
  • 周りが見えなくなってしまう

最初はショックでしたが、
「気づけた今がチャンス」と思い直して、支援センターに相談。

結果、加配の先生に支えてもらいながら、本人なりに園生活を楽しめるようになっていきました。


家庭でできる支援のコツ

□ 予定やルールを事前に共有する

  • 今日何をするか、どんなルールがあるかを、具体的に伝える
  • イラストや写真で示すと、理解しやすいこともあります

□ 小さな成功体験を積み重ねる

  • 順番を守れた
  • 先生のお話を最後まで聞けた
  • 友達と一緒に遊べた

できたことをすぐに認めてあげることで、自信が育ちます。


□ 感覚に配慮した準備をする

  • 耳栓やイヤーマフを持たせる
  • 好きなアイテム(安心グッズ)を園に持参する許可をもらう

感覚刺激への対策をしておくだけで、園生活のストレスが大きく減ることもあります。


まとめ|「園で困っている」は、子どもからの小さなSOS

集団生活での困りごとは、
子どもが困っているサインかもしれません。

叱るよりも、「どうしたらうまくいくかな?」と一緒に考える。
そんな関わりが、子どもにとって大きな安心になります。

親も一人で抱え込まず、支援機関や園と連携しながら、
その子らしい園生活をサポートしていきましょう。


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