はじめに|保険に入れないかも…と思ったら“共済”も検討を
子どもに発達の診断名がついたり、療育に通い始めたりすると、
「もう保険には入れないのでは…」という不安が出てきますよね。
そんなときに知っておきたいのが、“共済(きょうさい)”という制度です。
この記事では、共済の特徴・民間保険との違い・注意点を、発達グレー家庭の視点でまとめました。
他の保険の選び方も含めた比較はこちら:
保険の種類と選び方まとめ
共済とは?保険とどう違うの?
比較項目 共済 民間の医療保険 運営主体 地域・団体・生協など 保険会社 保険料 月1,000円台のものが多い 内容により幅広い 加入条件 地域・組合員など制限あり 原則誰でも申し込み可(審査あり) 保障内容 シンプル(入院・通院中心) 通院・手術・先進医療など多様 健康告知 商品によって有無が異なる 多くの場合あり
主な共済タイプ
1. 都道府県民共済(こども型)
- 地域ごとに運営されている共済制度
- 小・中学生向けの「こども型」がある
- 月々1,000〜2,000円で入れるプランも
- 入院・通院の定額給付型が多い
2. コープ共済(たすけあい)
- 生協の組合員が加入できる共済
- 「たすけあい共済」のこども保障タイプあり
- 加入に際し簡易な告知が必要
- 診断名によっては加入を断られることもある
3. 教職員共済・JA共済など
- 教員・農業者など対象の組織共済
- 加入資格に該当すれば、こどもも対象に含まれることあり
- 勤務先の福利厚生として利用されていることも
よく聞く「加入できた/できなかった」ケース
※以下は一般に保護者間でよく聞かれる情報をもとにまとめています。商品や条件によって異なります。
- 加入できた例
・未診断で、療育相談前に申し込んだ
・都道府県共済に申し込み、診断がなかったため通過 - 加入できなかった例
・診断名(例:自閉スペクトラム症)がついていて断られた
・加入後に給付を申請したが、事前告知が不足して給付されなかった
※上記はあくまでよくあるケースであり、正式な条件や可否は各共済窓口に確認してください。
共済を選ぶときに確認したいこと
- 加入資格(地域・組合員など)
- 告知の必要性(ある場合は内容も要確認)
- 保障内容(通院・入院日額、給付限度など)
- 給付の実績(支払われやすいかどうか)
メリットと注意点まとめ
メリット
- 月額が安く、最低限の保障が得られる
- 健康告知が簡易な商品もある
- 地域に密着しているため加入しやすい場合も
注意点
- 保障内容は限定的(通院は給付なしのことも)
- 給付条件がわかりづらい商品もある
- 告知義務違反になると給付されない可能性がある
まとめ|「保険が無理かも」と思ったら共済も選択肢に
共済は、“保険に入りづらい家庭の備え”として現実的な選択肢になることがあります。
ただし、商品によって加入条件や保障内容はまったく異なります。
「調べるのが不安」「他の選択肢も知りたい」そんな方は、保険相談サービスをうまく活用してもいいかもしれません。
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