子どもにまだ診断名はついていないけれど、発達のゆっくりさが気になっている。
そんな中でふと迷ったのが「学資保険って、うちも入るべき?」ということでした。
勧められるまま加入していいのか、それともやめた方がいいのか──。
この記事では、発達グレーの子どもを育てるわが家が、学資保険を選ばなかった理由と、代わりにとった備え方についてお伝えします。
学資保険ってどんな保険?|基本の仕組みをおさらい
進学資金を積み立てるための保険
学資保険とは、子どもの進学に備えてお金を積み立てていく保険のこと。
大学進学などに合わせて「満期金」「祝い金」が支払われる仕組みです。
契約者(親)に万が一のことがあった場合に、以後の保険料が免除される保障がついていることも。
メリットとデメリットを整理すると…
- メリット:計画的に貯められる、親に何かあった場合の保障がある
- デメリット:進学しなかった場合に使い道が限定される、途中解約で元本割れのリスクあり
発達がゆっくりな子に学資保険は合う?合わない?
わが家は、子どもの発達がゆっくりだと感じてから、進学の見通しが読めないことが増えました。
「この子は大学に行くだろうか」
「専門的な支援が必要になったら、学資金は別の支出にまわしたいかもしれない」
我が家が選ばなかった理由
- お金の使い道に縛りがあるのが不安だった
- 療育や通院など、想定外の支出が増える可能性を感じた
- 固定費として保険料を払い続けるのが精神的に負担だった
途中解約で元本割れするリスクもあり、「積み立て型」よりも「自由に使える備え方」を重視しました。
学資保険以外でできる“備え方”とは?
① 積立NISAやつみたて投資信託など
- 進学以外の支出にも柔軟に対応できる
- 引き出し自由(タイミングに注意)
② 子ども名義の普通口座
- 児童手当やお祝い金などを入金
- 学費にも療育にも自由に使える
- 我が家ではこの方法をベースにしています
発達グレー家庭こそ「お金の使い道に柔軟性を」
子どもの発達がゆっくりな場合、教育費以外に以下のような支出が想定されます:
- 定期的な療育・通院費
- 発達支援教材やツール
- 就学や進路に関する選択肢の変化
だからこそ、「使い道を限定しない備え方」=自由度のある積立や貯蓄の方が、家庭の安心感につながると感じています。
わが家がたどり着いた選択と、その後の安心感
わが家は、学資保険は選びませんでした。
代わりに以下の方法で備えています:
- 毎月の貯金(子ども用)
- 子ども名義の口座への入金
- 必要最低限の医療保障の確保
進学だけでなく、「この子にとって必要になる未来の選択肢」に備えられるような準備を目指しました。
学資保険で迷ったら、中立な相談先で整理してみよう
「やっぱり不安…」という方は、保険のプロに話を聞いてみるのもひとつの手です。
ただし、営業や勧誘が心配という方も多いと思います。
そんな方におすすめなのが、ほけんガーデンのような中立型の相談サービス。
実際に我が家でも活用し、無理な提案もなく「わが家の価値観に合った形で整理するきっかけ」になりました。
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まとめ|正解はひとつじゃない。家庭に合った備えを
発達が気になる子どもを育てていると、「普通はこうすべき」が通用しないことも多くなります。
学資保険もそのひとつかもしれません。
だからこそ、「わが家に合った備え方」「この子にとって意味のある選択」を考えることがいちばん大切だと思っています。
焦らず、でもちゃんと備える。そんな視点で、学資保険をどうするかも決められると安心ですね。