はじめに
赤ちゃんが生まれてから、「なんだか夫とすれ違っている気がする…」と思うこと、ありませんか?
私自身、産後の生活が始まってから、夫と会話が減り、イライラしたり、勝手に涙が出たりすることが増えました。
「なんで察してくれないの?」「私ばっかり頑張ってる気がする」――そんな思いが心に溜まっていきました。
この記事では、そんな夫婦のすれ違いを感じたときに、私が実践してよかったことを3つご紹介します。
同じように悩むママの気持ちが、少しでも軽くなりますように。
夫婦ですれ違ってしまうのは“当たり前”のことだった
赤ちゃん中心の生活に変わると、夫婦の会話やスキンシップはぐっと減ります。
どちらかが一方的に負担を抱えていると、感謝の気持ちや思いやりもすれ違いがち。
私も「もっと手伝ってくれたらいいのに」「気づいてくれてもいいのに」と、何度も心の中で叫んでいました。
でも、ある日ママ友に言われたんです。
「それ、うちもあったよ!むしろ“普通”だと思ってる。」
その一言で、私は少し肩の力が抜けました。
夫婦のすれ違いは「ダメなこと」じゃない。変化の中でズレが生まれるのは自然なことなんだと受け入れられた気がしました。
1. 言葉にするのをやめたら、余計につらくなった
私は最初、「言っても分かってもらえない」と思って、気持ちを飲み込むことが多くなっていました。
でも、そうやって我慢しているうちに、「どうせ言っても無駄」→「私の気持ちはどうでもいいんでしょ」と、どんどんネガティブになっていってしまったんです。
ある夜、疲れが限界になって「もう全部無理」と泣きながらポロッとこぼしたら、夫がとても驚いていました。
「そんなに思いつめてたなんて気づかなかった、ごめん」
話すのが遅すぎた…と後悔しました。
それからは、イライラをため込む前に、「今日ちょっと疲れちゃった」「これ手伝ってくれたら嬉しい」と小さく伝えるように心がけています。
言葉にするって、勇気がいるけど、本当に大事。
2. “ありがとう”を意識的に増やしてみた
感謝されないと、人って不満がたまりやすい。
私も「私ばっかりやってるのに!」という気持ちばかりが募っていました。
でもあるとき、「お皿洗ってくれてありがとう」って何気なく言ったら、夫の顔がちょっと嬉しそうだったんです。
“感謝される”って、やっぱり原動力になるんだなと実感しました。
もちろん、本音では「もっとやってほしい」こともたくさんあります(笑)。
でも、感謝を伝えることで夫も前向きに家事や育児に関わってくれるようになったんです。
言いたいことがあるときこそ、先に「ありがとう」。
それだけで、夫婦の空気がちょっとずつ柔らかくなりました。
3. “自分の時間”を持つことで、見え方が変わった
ずっと赤ちゃんと2人きりの生活。自分の時間なんてほぼゼロ。
そのなかで夫が自由に出かけたり、ゆっくり寝ていたりすると、理不尽なほど腹が立つことありませんか?
でも、自分もほんの少し“ひとりの時間”を持つようになったら、少しだけ心が整って、イライラが減りました。
- 5分だけコーヒーを飲む
- 子どもを寝かせてから好きな動画を見る
- 実家に頼って1時間だけ外出する など
自分を後回しにしないことって、夫婦関係にもプラスに働くんです。
イライラが爆発する前に、“ママ”じゃない自分を思い出す時間を少しでも持つ。
これが、心の余白を作ってくれました。
まとめ|夫婦のすれ違いは「埋める」より「寄り添う」
産後の夫婦関係は、どうしてもズレが生まれやすい時期。
でもそれは、“危機”ではなく“調整期”だと私は思うようになりました。
大切なのは、「どうせわかってくれない」と諦めないこと。
小さな言葉を交わすことから、少しずつ距離は近づいていきます。
すぐにうまくいかなくても大丈夫。
今できることから少しずつ、自分と相手に優しくなれたら、それだけで大きな前進です。