
はじめに|1歳で絵本選びに悩んだら

「1歳になったし、ちゃんと絵本を読んであげたい」
そう思ったものの、本屋さんやネットを見ると種類が多すぎて、
「結局どれがいいの?」と迷ってしまいませんか?
私もそうでした。
「この子、ちゃんと見てくれるのかな?」「飽きないかな?」
と不安を抱えながら、最初の1冊を選んだのを覚えています。
でも実際に読み聞かせをはじめると、
“ケラケラ笑う”“真剣に見つめる”など思いがけない反応がたくさん。
今回は、そんなわが家の実体験から
「読んでよかった」「何度も読み返した」絵本を10冊ご紹介します。
絵本選びのポイント|作業療法士パパの視点から

1歳の子どもにとって、絵本は遊びであり、発達を支えるツールでもあります。
作業療法士の立場から見ると、以下の3つを大切にしています。
発達の視点 | 目的 | 絵本選びのポイント |
---|---|---|
視覚 | 形・色を目で追う力を育てる | カラフルでシンプルな構成 |
感覚・動作 | 指差しやページをめくる | 厚紙タイプ・しかけ絵本など |
言葉 | 音やリズムから学ぶ | 擬音語・くり返し言葉が多い内容 |
「読ませる」より「一緒に楽しむ」気持ちで選ぶのがポイントです。
絵本のタイプで選ぶともっとラクに
「どう選べばいいのかわからない…」という方は、絵本の“タイプ”から選ぶのもおすすめです。
タイプ | 特徴 | 代表的な絵本 |
---|---|---|
リズム系 | 音のリズムが楽しく、読み聞かせしやすい | 『だるまさんが』『もこもこもこ』 |
探す・動かす系 | 指差しやめくり動作で参加できる | 『きんぎょが にげた』『じゃあじゃあびりびり』 |
感情・表情系 | 表情の真似でコミュニケーション力を育む | 『かお かお どんなかお』 |
寝かしつけ系 | 静かな雰囲気で夜にぴったり | 『おつきさまこんばんは』『ねないこ だれだ』 |
1歳児におすすめの絵本10選【実体験レビュー付き】
1. いないいないばあ(松谷みよ子)
王道中の王道。わが家では「ばあ!」で笑い声が響くのが寝る前の恒例でした。
何度読んでも反応が良く、最初の1冊におすすめです。
2. だるまさんが(かがくいひろし)
テンポのよさと繰り返しの面白さで大爆笑。
一緒に体を動かすことで、親子の時間がもっと楽しくなります。
3. きんぎょが にげた(五味太郎)
「どこいった?」と指差しながら探す時間が毎晩のお楽しみ。
目で追う力や集中力を育てたい方におすすめ。
4. じゃあじゃあびりびり(まついのりこ)
擬音語のリズムがクセになる1冊。
「ぶーぶー」「ぴーぴー」など、言葉のきっかけにも◎
5. もこ もこもこ(谷川俊太郎)
意味のない言葉が逆に面白く、音だけで笑ってくれることも。
“感覚の世界”にどっぷり浸れる不思議な絵本です。
6. ノンタン ぶらんこのせて(キヨノサチコ)
「順番を守る」などの社会性も自然と学べるやさしいお話。
ノンタンが大好きになる子、多いです!
7. おつきさま こんばんは(林明子)
夜の静けさが伝わる、寝かしつけにぴったりの絵本。
「こんばんは〜」と挨拶する姿がとっても可愛かったです。
8. こぐまちゃん いたいいたい(わかやまけん)
転ぶ・泣く・なぐさめる…1歳児の日常にぴったり。
「いたいのいたいのとんでけ〜」が生活に馴染みました。
9. かお かお どんなかお(柳原良平)
表情の名前を覚えたり、真似っこ遊びが楽しい!
感情の理解やコミュニケーションにも役立ちます。
10. ねないこ だれだ(せなけいこ)
ちょっとこわいけど、インパクト大。
「おばけくるよ〜」の一言で布団に入るスピードがUP!(笑)
まとめ|正解よりも“楽しい1冊”に出会おう
絵本って、つい「いいものを選ばなきゃ」と思ってしまいがち。
でも、いちばん大事なのは「一緒に楽しめるかどうか」だと思います。
どんな絵本も、子どもが笑ってくれたり、興味を示してくれたら、それが“その子にとっての正解”。
この記事が、そんな1冊に出会うきっかけになれば嬉しいです。
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